パチュリ精油

【植物名】パチュリ
【和名】パチュリ、パチョリ
【科名】シソ科
【種類】多年草
【主な産地】インドネシア、インド
【抽出部位】葉
【精油製造方法】水蒸気蒸留法
【主な成分】パチュリアルコール(特徴成分・セスキテルペンアルコール)、パチュレン(セスキテルペン)、クミンアルデヒド(アルデヒド類)、オイゲノール(フェノール)

【香りノート】ベースノート
【香りの系統】オリエンタル系
【香りの強弱】中
【ON OFF バランススイッチ】OFF
【相性の良い精油】オリエンタル系全般、クラリセージ、ゼラニウム、ブラックペッパー。

◆一言~二言で語ると◆
墨汁の香りに近い精油です。深く落ち着いた香りは情緒を安定させます。また過剰な食欲を抑制する働きがあるのでダイエットのサポートに大変役立ちます。フラフラしがちな人生のかじ取りのシーンにおいてしっかりと大地に足をつけさせる。時にはそんな頼もしさを発揮する精油です。

《主な作用》抗炎症、静脈強化、瘢痕形成、防虫、殺菌。
《注意事項》特になし
《使用方法》芳香浴、沐浴法、トリートメント法

《こういう方におすすめ》
旺盛な食欲を抑える作用があるので、ダイエットのサポートに。
防虫作用を生かして衣類の防虫剤代わりに。
浮つく気持ちやイライラ感を落ち着けたい方に。

《肌への働き》
あかぎれ、ひび割れ、しっしん肌をいたわる。

《介護ケア》
冬場の芳香浴としておすすめしたいです。近年の研究でパチュリはインフルエンザウイルスを阻害するというデーターが出ているらしいです。インフルエンザ対策に、ティトリーとブレンドしてディフューザーを焚いたりしてもよさそうですね。個人的に認知症で特定の方に響く香りではないのかなと思います。墨汁や深い土の香をイメージすることから以前、習字や庭仕事をされていた方にこの香りを嗅いでいただくと何かしらの反応を示してもらえるのではないか?と感じます。

《パチュリのイメージワード》
大地、墨汁、スモーキーな、土仕事、無欲、熟成された、防虫。

《パチュリのイメージカラー》
琥珀色

《この精油が好きな方はこんなタイプ?》
物静かですが、芯がしっかりしているイメージ。考えや発言にブレがありません。この精油が好き、または気になる方はフリーランスのお仕事をしている人が多い。

《パチュリにまつわるエピソード》
どの精油の香りもしっくりとこない。。。という時にパチュリを嗅いでみてはいかがでしょうか?ラベンダーなどのフローラル系やオレンジなどの柑橘系、ティトリーなどの樹木系では満足感を得ないという時にこそ、この香りがここちよく感じられるかも。

ブラックペッパー精油

【植物名】コショウ、ペッパー
【和名】コショウ
【科名】コショウ科
【種類】低木
【主な産地】スリランカ、インド、マダガスカル
【抽出部位】果実
【精油製造方法】水蒸気蒸留法
【主な成分】β-カリオフィレン(セスキテルペン)、α-ピネン(モノテルペン)、ファルネセン(セスキテルペン)、リモネン(モノテルペン)

【香りノート】ミドルノート
【香りの系統】スパイス系
【香りの強弱】中
【ON OFF バランススイッチ】ON
【相性の良い精油】スパイス系全般、グレープフルーツ、レモン、サイプレス、サンダルウッド。

◆一言~二言で語ると◆
料理で使うスパイス「黒胡椒」から採取される精油です。心身をあたため、食欲を高め、活動力や意欲を向上させます。

《主な作用》抗炎症、消化促進、強壮、抗ウイルス、引赤、駆風、健胃、解毒、抗菌。
《注意事項》多量使用は腎臓を刺激する恐れがあるので注意。敏感肌は使用量に注意
《使用方法》芳香浴、沐浴法、トリートメント法

《こういう方におすすめ》
慢性的な便秘。心身に活気がない時、心身に寒さ・冷たさを感じる時。慢性的に身体がだるく感じる時。

《肌への働き》
しもやけ、うちみの治りを促進。

《介護ケア》
この精油の特徴は、何といっても引赤作用(血液量を増やし局部を温める)があることです。慢性的な冷えが気になる時、関節のこわばり、また便秘がちな時に入浴法(全身、足・手浴等)で試す価値が高いと思います。単独使用だと香りが独特なので、柑橘系精油のベルガモットやオレンジとブレンドするとほどよい香りになり、相乗効果で胃のトラブルや冷えた心や体を温めるのに役立ちます。

《ブラックペッパーのイメージワード》
黒胡椒、ステーキ、スパイス、刺激、活動的、心身を温める。

《ブラックペッパーのイメージカラー》

《この精油が好きな方はこんなタイプ?》
ブラックペッパーオイルを単独で好きだと言われる方にまだ出会ったことがないのですが、イメージするには慢性的に身体が冷えやすい方、慢性的な便秘でお悩みの方にとってこの香りと相性が良いかなと感じます。

《ブラックペッパーにまつわるエピソード》
祖母の在宅介護で、ブラックペッパーを全身入浴法で使用したことがありました。彼女は慢性的な便秘、血圧低下が見られました。末期胃癌で状態がゆっくりと落ちていた時でした。訪問入浴の際、湯船にスイートオレンジ2滴・ローズマリー1滴・ブラックペッパー2滴を滴下しました。20分間の入浴後、血圧を測定するとぐーんと数値が上がっていたのが驚きでした。

フランキンセンス(オリバナム/乳香)精油

【植物名】ニュウコウノキ
【和名】ニュウコウジュ
【科名】カンラン科
【種類】低木
【主な産地】ソマリア、エチオピア、オマーン
【抽出部位】樹脂
【精油製造方法】水蒸気蒸留法
【主な成分】α-ピネン(モノテルペン類)、リモネン(モノテルペン類)、P-シメン(モノテルペン類)、ボルネオール(モノテルペンアルコール)

【香りノート】ベースノート
【香りの系統】樹脂系
【香りの強弱】中
【ON OFF バランススイッチ】OFF
【相性の良い精油】樹脂系全般、オレンジスイート、ネロリ、ゼラニウム、バジルスイート。

◆一言~二言で語ると◆
木の樹脂から採取される精油で神秘的な香り。古くから宗教用の薫香として祭壇に使用されていました。心身を鎮静・浄化し呼吸をゆったりとさせます。また肌の若返りにも役立ちます。

《主な作用》強壮、鎮静、組織細胞再生、去痰、免疫強壮、抗カタル、抗菌、収れん、抗うつ
《注意事項》特になし
《使用方法》芳香浴、沐浴法、トリートメント法

《こういう方におすすめ》
考え事で頭がいっぱいになりやすい方、不安を感じやすい方、肌を若返りさせたい方に。

《肌への働き》
老化肌を活性。しわたるみを予防

《介護ケア》
介護ケアにおいて、トリートメント法として使用したことがあります。肌への作用、心身の鎮静に役立つからです。また要介護者、介護従事者共に癒される香りだと思います。この香りは、頭で色々と考え込んでしまい=結果、気力を消耗させる要介護者の心・頭を優しく浄化させ穏やかな気持ちにさせると同時に介護従事者にとっても癒しのひと時を与えます。

《フランキンセンスのイメージワード》
静かな、穏やかで清らかな湖面、包み込む、聖女。

《フランキンセンスのイメージカラー》
金色、水色

《この精油が好きな方はこんなタイプ?》
看護師や薬剤師など医療従事者に好まれやすいです。僧侶や税理士など士業の方にも受けが良い。頭で色々と考え冷静な判断が発言が必要とされる職業の人にとって落ち着きやすい香りのようです。オレンジやグレープフルーツなどの柑橘系とのブレンドは特に評判が良いです。

《フランキンセンスにまつわるエピソード》
以前、テレビ番組でフランキンセンスの美肌作用が取り上げられ一時期品切れが続いていた精油です。キャリアオイルとブレンドしトリートメントマッサージをすることで、しみ・しわ・たるみなどのエイジング対策に良いとか。

ベルガモット精油

【植物名】ベルガモット
【和名】ベルガモット
【科名】ミカン科
【種類】高木
【主な産地】イタリア
【抽出部位】果皮
【精油製造方法】圧搾法
【主な成分】酢酸リナリル(エステル類)、リモネン(モノテルペン類)、リナロール(モノテルペンアルコール)、ベルガプテン(特徴成分・フロクマリン類)ベルガモテン(特徴成分・フロクマリン類)

【香りノート】トップノート
【香りの系統】柑橘系
【香りの強弱】弱
【ON OFF バランススイッチ】バランス
【相性の良い精油】柑橘系全般、カモミール、ゼラニウム、ネロリ、パチュリ。

◆一言~二言で語ると◆
アールグレイティーの風味づけとして知られている香りです。ベルガモット精油最大の特徴は、リラックス・リフレッシュどちらにでも作用するところです。気分が落ちている時には精神を高揚し、逆にハイテンションになりすぎたりイライラ感が強い時には心身を鎮静させます。

《主な作用》駆風、解熱、消化促進、健胃、抗ウイルス、抗うつ、抗菌、殺虫、瘢痕形成、消臭
《注意事項》光毒性がある為、使用後 数時間は直射日光を避ける。敏感肌は使用量に注意
《使用方法》芳香浴、沐浴法、トリートメント法

《こういう方におすすめ》
感情のバランスが不安定になりやすい人におすすめです。心身の状態に合わせてこの精油はリラックスさせたり、リフレッシュさせたりします。消臭作用があるので、足の匂いが気になる方の足浴としても。

《肌への働き》
脂性肌に(ベルガモット・フロクマリンフリーを使用することを前提)

《介護ケア》
芳香浴として活躍します。機嫌がいいと思ったら、機嫌が急に悪くなったり、よく笑っていると思ったら怒ったりなど気分が変わりやすい方の心身のバランスを整えます。抗菌、抗ウイルス、殺菌作用もあるので空気の浄化にもつながります。また消臭作用があるので、ポータブルトイレのお手入れにも役立ちます。

《ベルガモットのイメージワード》
元気な、誰にでも好かれる、輪、明るい、太陽、アールグレイティー。

《ベルガモットのイメージカラー》
オレンジ、ライム色

《この精油が好きな方はこんなタイプ?》
感情のバランスが不安的な時にとてもここちよく感じやすいようです。またこの香りは一般的に男性受けが良いです。

《ベルガモットにまつわるエピソード》
男性が多い職場でベルガモットの香りを嗅いでもらう機会があったのですが、とても評判が良かったです。香りはその人自身を強く印象づけます。気になる男性がいる方はベルガモットの香りづけをした名刺や手紙などを添えて相手に渡すと印象がアップするかもしれないですね。

ベチバー精油

【植物名】ベチバー
【和名】ベチベル
【科名】イネ科
【種類】多年草
【主な産地】インドネシア、レユニオン島、ハイチ
【抽出部位】根
【精油製造方法】水蒸気蒸留法
【主な成分】べチベロール(特徴成分・セスキテルペンアルコール)、ベチボン(ケトン類)、ベチベロン(ケトン類)、ベチベン(セスキテルペン類)

【香りノート】ベースノート
【香りの系統】オリエンタル系
【香りの強弱】強
【ON OFF バランススイッチ】OFF
【相性の良い精油】オリエンタル系全般、カモミール、フランキンセンス、ゼラニウム。

◆一言~二言で語ると◆
「静寂の精油」と呼ばれる香りです。深い鎮静作用があり心身をリラックスさせます。不思議なことにこの精油はワインと同じように、年数を重ねるほど深みを増し、より香りが落ち着くような気がします。

《主な作用》強壮、抗炎症、消化促進、催淫、神経バランス調整、鎮静、抗菌
《注意事項》特になし
《使用方法》芳香浴、沐浴法、トリートメント法

《こういう方におすすめ》
深いリラックスを要する時、またはプレッシャーに押しつぶされそうな場面に。他の精油(ラベンダー、オレンジ、ベンゾイン等)を嗅いでもしっくりこない時はベチバーの香りが気持ちよく感じやすいようです。

《肌への働き》
トリートメントオイルやクリームに加え虫さされ予防に。

《介護ケア》
介護ケアにおいては未使用ですが、手足などの部分浴やトリートメントにおいて使用するとよさそうです。大人びた香りなので、男性のご高齢者に好まれやすそうに思います。抗菌・神経バランス調整作用に期待がもてそうかと思いました。

《ベチバーのイメージワード》
静寂、大地、仙人、深い、イネ

《ベチバーのイメージカラー》
濃い琥珀色、緑色。

《この精油が好きな方はこんなタイプ?》
パチュリと香りが似ていますがベチバーの方がより深みがあり香りが強めです。例えるとパチュリが30代後半ー40代男性の落ち着いた香りとすると、ベチバーはより深みがあり、さらに落ち着いた50-60代男性というイメージ。この香りが好き!という方に(男性・女性問わず)いまだにお会いしたことがありませんが、好まれる方はきっと知的で素敵な方なんだろうなあという印象があります。

ベンゾイン(安息香)精油

【植物名】アンソクコウノキ
【和名】アンソクコウノキ、アンソクコウジュ
【科名】エゴノキ科
【種類】高木
【主な産地】
スマトラ安息香:インドネシア、マレーシア 
シャム安息香:タイ、ラオス、ベトナム
【抽出部位】樹脂
【精油製造方法】揮発性有機溶剤抽出法
【主な成分】
スマトラ安息香:ケイ皮酸エステル(特徴成分・エステル類)、バニリン(アルデヒド類)
シャム安息香:安息香酸エステル(特徴成分・エステル類)、バニリン(アルデヒド類)

【香りノート】ベースノート
【香りの系統】樹脂系
【香りの強弱】弱
【ON OFF バランススイッチ】OFF
【相性の良い精油】樹脂系全般、ブラックペッパー、オレンジスイート、サンダルウッド。

◆一言~二言で語ると◆
緊張した神経をやさしくほぐしてくれる香りです。温かくて柔らかい毛布にそっと包みこまれているような安心感を与えます。バニラのように甘い香りは呼吸器系のトラブルを和らげ、硬化した皮膚のケアにもお役立ちです。

《主な作用》鎮静、鎮痙、鎮痛、組織細胞再生、神経バランス調整、去痰、収れん
《注意事項》特になし
《使用方法》芳香浴、沐浴法、トリートメント法

《こういう方におすすめ》
疎外感を感じやすい方。咳などの呼吸器系トラブルが気になる方。皮膚の硬さが気になる方。

《肌への働き》
乾燥肌に。しもやけ、あかぎれにも。

《介護ケア》
トリートメント法として使用したい精油です。以前、近隣の総合病院内の緩和ケアの一環としてアロマテラピートリートメントが実施された際、この精油が使用されていました。バニラを連想するような甘く柔らかい香りはご年配の方に評判だったようです。呼吸器系トラブルや硬化した皮膚も同時にケアできるので使い勝手がいい精油だと思います。

《ベンゾインのイメージワード》
温かみのある、毛布、甘い、バニラ、優しい、幸福の世界。

《ベンゾインのイメージカラー》
オレンジ色

《この精油が好きな方はこんなタイプ?》
子供さんにとても人気な精油です。少しお菓子のような甘さを感じる香りなので嗅覚になじみやすいのかなあと思います。普段からこの精油が好きな大人はいい意味で子供心を持った人が多い。逆に普段は何とも思わないけど、急にこの香りがここちよく感じた方は孤独を感じていたり、心が傷ついている時が多いのかなあと感じます。

《ベンゾインにまつわるエピソード》
ベンゾインにはシャムとスマトラの2種があります。シャム産は特徴成分である安息香酸エステルを含有しているので、よりバニラ様で甘い香りだとか。産出量がとても少なく希少価値が高いようです。一方のスマトラ産は、桂皮酸を含有しているのでシナモン様のスパイシーさを感じる甘い香りが特徴です。

ペパーミント精油

【植物名】ペパーミント
【和名】ハッカミント
【科名】シソ科
【種類】多年草
【主な産地】アメリカ、フランス、オーストラリア
【抽出部位】葉
【精油製造方法】水蒸気蒸留法

【主な成分】lメントール(特徴成分・モノテルペンアルコール類)メントン(ケトン類)、1.8シネオール(オキサイド類)、イソメントン(ケトン類)
【香りノート】トップノート
【香りの系統】ハーブ系
【香りの強弱】強
【ON OFF バランススイッチ】ON
【相性の良い精油】ハーブ系全般、サイプレス、シダーウッド、ニアウリ、マンダリン、ローズマリー。

◆一言~二言で語ると◆

《主な作用》去痰、血管収縮、冷却、解熱、健胃、頭脳明晰化、通経、発汗、収れん
《注意事項》妊婦と授乳中は使用を避ける。敏感肌は使用量に注意。
《使用方法》芳香浴、沐浴法、トリートメント法

《こういう方におすすめ》

《肌への働き》
ほてりを鎮める。

《介護ケア》

《ペパーミントのイメージワード》
すっきりとした、清涼感、クールミントガム、酔い止め、

《ペパーミントのイメージカラー》
明るい緑色

《この精油が好きな方はこんなタイプ?》
《ペパーミントにまつわるエピソード》