AEAJイメージフレグランスコンテスト東京④ 環境大臣賞 分析

タイトル「“Good Luck” TOKYO ~輝かしい未来へ向かって~」 製作者:楢本 幸子さん 

● レシピ

トップノート:スイートオレンジ/3滴、グレープフルーツ/3滴、レモン/3滴、ブラッドオレンジ/2滴、ブラックペッパー/3滴、ジュニパーベリー/1滴

ミドルノート:メリッサ/6滴、スギ/5滴、ラベンダー/4滴、フェンネル/3滴、ハッカ/1滴、ペパーミント/1滴

ベースノート:なし

<受賞者:コメント>
私が暮らす東京は百花繚乱のごとく日本各地から大志を抱き目指される場所。輝きと激動を放つ新宿のビル街を後に少し進むと徐に心身共に安らぎを得る皇居が目に入る。その存在感と時代の重みを五感で感じとる事が出来る。更に進むと天空から2つの塔が人々の生活を見守る。最先端都市と癒しの空間の異文化が相容れあうのが東京。この平和な東京を未来永劫守るのは私たち自身であることを輝ける未来への東京の香りに託しました。


※人によっては、単独で精油を見た場合「これはトップノートじゃない?」など、色々あるかと思いますが 全体的なバランスを見て、独断と偏見でノート分けしております。


<分析>トップノートに、柑橘系・スパイス・樹木系精油を使用されています。小技が効いているなあと思ったのは「スイートオレンジ」「ブラッドオレンジ」とオレンジ系2種を使用されていることです。スイートオレンジは、一般的によく使用される精油でブラッドオレンジは、それに少し深みがあります。2種の精油で滴数を替え微妙に変化をつけているんですね。そしてスパイス系のブラックペッパー、樹木系のジュニパーでアクセント。

ミドルノートも同様の小技が!「ペパーミント」「ハッカ」の2種を使用。これは同じ滴数。ハッカは、ペパーミントよりlメントール成分が多いと言われております。清涼感のあるコンビ。

おそらくですが、今回のイメージフレグランスコンテスト東京で「ハッカ」「ペパーミント」を単独で使用された方は多いと思うのですが、この2種を同時に使用された方はほとんどいらっしゃらなかったのではないかな。それぐらい、上手く考えられているなあと感じました。

その他にはメリッサを6滴と多めに使用されていることも驚きです。メリッサはハチミツレモンを思わせる香り(個人的な意見)。ブレンドでは少めの滴数で使用される方が大半。他の精油とのバランスを考えないと、場合によってはレモン感が強く出すぎるんですね。次いでスギも5滴使用。スギは多めに使用すると渋さを感じやすいのですが、他の精油とのバランスで多めに使用。そうそう!スギとラベンダーとの相性はとても良いです。ミドルノートの中では、都会感を感じさせるフェンネルを繋ぎ合わせるように使用されていると思いました。

ベースノートはあえて使用されておらず。軽さを感じるブレンドに仕上げたかったのではないかと感じます。トップの「スイートオレンジ」「ブラッドオレンジ」。ミドルの「ペパーミント」「ハッカ」の絶妙なコンビも、ベースノートが入ることによって良さが活かしきれなかったのかもしれません。アロマテラピー検定1級に登場するスタンダードな精油を全体的に使用し「スギ」「ブラッドオレンジ」「フェンネル」「ハッカ」を加えてブレンドされたフレグランス。絶妙なレシピだと思いました。受賞おめでとうございます!!


イメージフレグランスコンテスト東京の受賞作品分析は今回で終了になります。ロングランのシリーズをご覧いただきありがとうございました。今回のコンテスト受賞者は、ベースノートをあまり使用されている方がおらず 東京=軽さを感じさせるブレンドが支持されたのではないかなあと思います。今回のコンテストに関しては、重たさを感じるブレンド(いわゆる、粋とか江戸っ子、渋さ、ダーク)は少し不利になったのではないかなあ~と個人的に感じました。


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AEAJイメージフレグランスコンテスト③ 東京フレグランス賞 分析

タイトル「twinkle stars (東京の夜景)」 製作者:白川 ゆかりさん 

● レシピ

トップノート:ベルガモット/3滴、レモン/2滴、ブラックペッパー/1滴、カユプテ/1滴、ローレル/1滴

ミドルノート:ローズ(アブソリュート)/3滴、ジャスミンサンバック(アブソリュート)/2滴、ローズウッド/2滴、ホワイトロータス(アブソリュート)/1滴、キンモクセイ(アブソリュート)/1滴、マグノリア/1滴

ベースノート:オークモス(アブソリュート5%希釈)/2滴

<受賞者:コメント>
都会の昼間の喧騒から、夜になると別世界へと誘う様に美しく姿を変える東京の夜景。東京タワーやレインボーブリッジ、巨大高層ビル群の色とりどりに彩られるネオンやライト。キラキラと光輝くその光景は、まるで夜空に瞬く無数の星の煌めきのよう。シャープできらびやかな白や青の光、見ている人を暖かく穏やかな気持ちにさせてくれる赤や黄、オレンジの光。これらの光が散りばめられた美しさをイメージしました。


※人によっては、単独で精油を見た場合「これはトップノートじゃない?」など、色々あるかと思いますが 全体的なバランスを見て、独断と偏見でノート分けしております。


<分析>フローラル系精油を巧みに使用したブレンド。多分、制作された方はフローラル系の香りがお好きで普段からよく使用されているのではないかな?と思います。ジャスミンサンバック、キンモクセイ、マグノリアといったレアな精油を使用されています。きっとこれ以上のレアなフローラル系精油をお持ちのような気がしますね。

AEAJイメージフレグランスコンテストのファイナリスト作品には一般投票があったのですが、おそらくこのブレンドは女性の票が多く入ったのではないかな?と思います。それぐらい華やか。フローラル系のほとんどが水蒸気蒸留法ではなく、アブソリュート(溶剤抽出法)。アブソリュートは水蒸気に比べると、香りが重くなりますのでミドルノートといってもベースノートまでを支える感じ。ベースは、オークモス。抽出部位が「コケ」という面白い精油です。例えると、湿った大地のような香り。原液ですと、個性が強くなりすぎるので5%希釈で2滴使用されています。このさじ加減が本当に絶妙ですね。5%希釈ですと、薄くライトに香ります。フローラル系の華やかさを、ふんわりと支える感じですね。夜の美しいイメージはこのミドル~ベース部分の役割が大きいのではないかな。

トップノートに柑橘・樹木・スパイス系精油を使用。カユプテ&ローレルは、爽やかな組み合わせ。ベルガモット&レモンはシャープな感じ。それにスパイス系のブラックペッパーがアクセントを効かせております。受賞者コメントの「シャープできらびやかな光」はこのトップ部分の役割が大きいのではないかと思います。

東京の夜景に輝くさまざまな光を上手くイメージされた作品だと思いました。受賞おめでとうございます!!


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AEAJイメージフレグランスコンテスト東京② 日本アロマ環境協会賞 分析

タイトル「TOKYO ~day and night~」 製作者:山田 奈美子さん

● レシピ

トップノート:ライム/10滴、カルダモン/3滴
ミドルノート:ローズオットー(10%希釈)/1滴
ベースノート:シダーウッドバージニア/2滴、パチュリ/4滴

<受賞者:コメント>
乾いたアスファルトの上を 颯爽と行き交う人々 額の汗を拭う間などない。性別も国籍も越えて人々が 息づく町 東京。ビルの谷間を抜け 夜のオアシスへ グラスに揺れるまだ見ぬ夢を語らう一時。クールさの中に優しさ、愛を描き 東京で頑張る全ての人に送るジェンダーレスな香り。


※人によっては、単独で精油を見た場合「これはトップノートじゃない?」など、色々あるかと思いますが 全体的なバランスを見て、独断と偏見でノート分けしております。


<分析>見た瞬間、「えっ!?」と思いました。それぐらい使用している精油が少ない。たった5種のみ。実はこういったシンプルなブレンドが一番難しい!

「トップ2種、ミドル1種、ベース2種」とノート全体のバランスがとれております。トップは、柑橘系のライム&スパイス系のカルダモン。精油の原料となるライム果実やカルダモン種子はベトナムやタイ・インド系の料理などによく使用されております。この香りの組み合わせはアジアンチックといいますか、多国籍感が出やすいんですね。コメントの「性別や国籍も越えて」も、この部分が強調されているんじゃないかなあ。ライムはクール感も出しやすい。

特筆すべきものは、ミドルノートである「ローズオットー」。これを原液ではなく、10%希釈で使用されています。ローズは原液ですと、たった1滴でも非常に濃く華やかな香り。10%希釈ですと、ほんのりふわ~んと香る感じになります。他の精油とのバランスを考え、表立った華やかさではなく淡く香る程度にさせているのが分かります。この部分がコメントの「優しさ、愛」といった部分に当たるのではないでしょうか。

ベースノートの「シダーウッド」「パチュリ」は大地を感じさせる組み合わせ。乾いたアスファルト、そびえ立つビルなどのイメージにピッタリではないかと思います。

5種の精油というシンプルな組み合わせで、全体的にクール感のある仕上がりにローズオットーを微量に効かせたテクニックを感じるブレンドだと思います。受賞おめでとうございます!!


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AEAJイメージフレグランスコンテスト東京① オーディエンス賞 分析

タイトル「街中音楽、花蓮の歌」 製作者:浅川 潤二さん 

● レシピ

トップノート:レモンユーカリ/2滴、ユーカリ/2滴、スダチ/1滴、ローズマリー/5滴、レモングラス/1滴

ミドルノート:ホワイトロータス(アブソリュート)/19滴、クスノキ/10滴、ニオイコブシ/5滴、ローレル/1滴

ベースノート:なし

<受賞者:コメント>
東京は、街中コンサート、駅前ライブ、公園の野外音楽堂等、色々な場所で、多様な音楽が住む人の心を癒し、訪れる人を優しく出迎えてくれます。その中で一番心を揺り動かされたのは、蓮の花が咲く季節、上野の蓮池に囲まれた水上音楽堂で聴いた、朝靄の中旅立つ車椅子の少年の事を歌った歌でした。森の木々の葉をすり抜けて吹く風と水鳥達の調べにのせて花蓮達も一緒に歌っている様で、その時の様子を香りで描写しました。


※人によっては、単独で精油を見た場合「これはトップノートじゃない?」など、色々あるかと思いますが 全体的なバランスを見て、独断と偏見でノート分けしております。


<分析>オーディエンス賞とは、会場内での一般投票数が一番多く集まった作品。つまり、多くの人に支持された香りといってもいいのではないかなと思います。

製作者の浅川さんですが、実はAEAJイメージフレグランスコンテスト応募時に当ショップで精油をご購入いただいた経緯がありました。その時に「上野の蓮をイメージしたフレグランスを作りたい!」!と、既にコンセプトが決定していました。なのでブレンド作成前に、ある程度香りのイメージが出来ていらっしゃったのかと思います。

当ショップで、ご購入いただいた精油は淡路島産Suuというブランドの「ローズマリー」「レモンユーカリ」。上記の作品にご使用いただいております。

「レモンユーカリ」が好きな方は、不思議と「ニオイコブシ」「レモングラス」「スダチ」精油にはまる方が多いです。共通する成分などが引き合うんでしょうね。

作品はホワイトロータスという、蓮の花をメインに使用。仏教には欠かせないお花です。蓮は花の色によって香りに少し違いが出ます。上記作品では、白花。抽出法が水蒸気蒸留ではなく、アブソリュート(溶剤)なので少し重みがある香り。その為ミドルノートといっても、実際はベースノートまで香りを支えているイメージ。そして、興味深いことにフローラル系はこの1種のみ。残り8種の精油(樹木系5種、柑橘系1種、ハーブ系2種)でトップ~ミドルを支えております。

注目すべきは、使用している精油同士の相性がとても良いのです。

ローズマリー、ユーカリ、ローレルの共通成分は1.8シネオール。ローズマリーは、クスノキとの共通成分カンファーも含有。レモンユーカリ、ニオイコブシ、レモングラスはレモン様の香りに近似。スダチは柑橘系精油で、少し酸っぱさを感じるのでレモン様の香りとさらに相性が良い。レモン様の香りって、ブレンドをすると躍動感がでやすく音楽で例えるとリズムのイメージ。

コメントの記載にもあるように、蓮の花を主に木々の葉が揺れ水鳥達の調べにのせ花蓮達も一緒に歌っている様が目に浮かびます。

あと、私が驚いたのはクスノキ精油を10滴も使用されていたことです。クスノキは、木に含まれる「カンフル」成分を結晶させた「樟脳」が昔から衣服の防虫剤として使用されてきました。それぐらい、強く個性的な香り。私だったら、おそらく1~2滴ほどしか使用していないかも。これを大胆に多めに入れたのも全体のバランスを考えてブレンドされたからと思います。

「ホワイトロータス」「ニオイコブシ」「スダチ」などのレア精油、そして樹木系、柑橘系、ハーブ系で共通成分のバランスを上手く組み合わせたブレンドだと思いました。受賞おめでとうございます!!


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AEAJイメージフレグランスコンテスト2020 テーマ地「東京」分析

昨日は更新ができずに失礼いたしました。

開催16回目を迎えるAEAJイメージフレグランスコンテスト2020のテーマ地は「東京」。全国から応募があったそうです。
最終審査及び表彰式は2020年2月16日(日)に東京国際フォーラムにて行われ、香りの専門家、フリーアナウンサーの政井マヤさん、環境省関係者など、様々な分野の審査員が所定の項目を審査し受賞作品が決定しました。

今回の受賞者は佳作を含め10名。お一方をのぞきアロマ&フレグランススクールの先生方だったそう。個人的に、それはそれで寂しいなと。それだけ高レベルだったんではないかなあと思います。

さてさて、皆さんは「東京」と言うとどんなイメージがありますでしょうか?お江戸っぽい粋な東京。洗練された東京。雑多な東京。色々あるかと思います。

最終審査の10作品←こちらのAEAJホームページで紹介されています。

最終審査に残られたファイナリストの居住地は、東京7名、千葉1名、鹿児島1名、熊本1名。圧倒的に関東が多く、次いで九州というところも興味深いです。

作品を全体的に見ると「レモン」「ライム」「ベルガモット」などのトップノートの柑橘系精油を組み合わせている方が多く何名かの方が「ブラックペッパー」「メリッサ」「パチュリ」を使っているのが印象的でした。「ブラックペッパーは」当スクールでもそうなのですが、単独で嗅ぐと皆さんあまり反応がなく(笑)どう扱ったらいいのかイメージが湧きにくい精油なのですがブレンドさせるといい感じにまとまるんですね。

確かに東京のイメージは「ブラックペッパー」「パチュリ」「メリッサ」といった精油が合いそうですね。この他には「フェンネル」も東京らしいかなと感じました。

樹木系精油も入れている方も多くスタンダードな精油ではヒノキ、スギ、シダーウッド。変化をきかせて「クロモジ」「クスノキ」「ニオイコブシ」「ローレル」などもありました。

「クロモジ、クスノキ、ニオイコブシ、ローレル」は大変個性が強く、最適な滴数を見極めるのがむずかしいんですね。この精油を使って最終審査に残られているのは、さすが!と思います。

面白い希少精油では「ロータス」「ブラックカラント」「トンカビーンズ」「オークモス」「キンモクセイ」「マグノリア」「スダチ」。

受賞4作品は、柑橘系&樹木系orハーバル系にほどよくフローラル系やスパイス系の精油を上手く入れているなあと感じました。コンテストの上位に食い込むにはフローラル系や、スパイス系をアクセントにしてまとめると良いのかもしれませんね。

次回は受賞4作品をご紹介していきます。


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AEAJイメージフレグランスコンテスト

AEAJ企画で「東京」をイメージしたナチュラルフレグランスの募集が始まっています。締め切りは9/30(月)まで。詳細はこちら↓

AEAJイメージフレグランスコンテスト募集要項

ほぼ毎年行われるこのコンテストは、AEAJが国内のテーマ地を決定。そのイメージに合うフレグランスを作ろう!というもの。優秀な作品は表彰され、その土地の特産品が贈呈されるようです。昨年は開催されませんでしたが、2017年は熊本。2016年は富山でした。

アロマのブレンドに興味がある方、東京という響きにビビッ!ときた方、応募されてみてはいかがでしょうか?AEAJ会員でなくても、応募可能です。


コンテスト絡みで、当ショップへのお問合せがちょくちょくとあります。「○○の精油はありますか?」「○○というブランドは置いていますか?」等。

話を伺うと、只今製作中・あるいはこれから取り掛かろうとされていたり。製作が一通り終了した方もいらっしゃいました。皆さんすごく楽しそう!! いいなあ~、私も応募しようかしら!?と考えてしまいました。

作製したものは、応募前になるべく友人・知人・家族に香りを嗅いでもらった方がいいですよ~。結構、根を詰めて仕上げると自分だけの世界観の香りになっているパターンが多かったりします。

「自分だとよく分からないから一回嗅いでもらってアドバイスが欲しい~」と思われる方、遠慮なく当店へお越しください♪お役に立てるか分かりませんが、何らかのアドバイスはさせていただきます。

 

怖い絵展×アロマ

上野の森美術館で、昨日まで開催されていた「怖い絵展」ってご存知でしょうか?

ネットニュースで同展のミュージアムショップで「アロマオイルとスプレー」が販売されていたことを知りました。その香りは、怖い絵展の世界観・あるいは展示作品をイメージしたオリジナルブレンドだったそう。

どんな香りか嗅ぎたかったなあ~と思いながら、同展のホームページに。ブレンドオイル&スプレーは3種類。各ブレンドされた精油が記載されていました。香りの持続性でトップーミドルーベースノートと分けてみることに。

アロマ(怖い絵展 × atelier S.)
ブレンドオイル(3種)3ml 価格:各2,700円
スプレー(3種)100ml 価格:各2,160円

Beauty:本展注目の作品、ジェーン・グレイの清純さと美しさからイメージした香り。フローラル調のやわらかなブレンド。

TOP:ベルガモット、ユーカリラディアーター
MIDDLE:ゼラニウム、フランキンセンス
BASE:ベチバー

Refresh:絵の意味に気付きハッとする瞬間を、スッキリと爽やかな香りで表現。

TOP:レモン、グレープフルーツ、ユーカリラディアーター
MIDDLE:スイートマジョラム、サイプレス
BASE:

Relax:鑑賞中の緊張を和らげ、「怖い絵」展の世界観と現実の世界をゆるやかにつなぐ香り。

TOP:オレンジスイート、マンダリン、
MIDDLE:スイートマジョラム、ラベンダー
BASE:フランキンセンス

とらえ方によって、これはミドルじゃない?とかベースでは?という意見があると思うのですが。そこはあしからず。私のあやふやな嗅覚?で、分けてみました。

全体的に見ると、フランキンセンスとユーカリが多く使用されているなあーという印象です。この2種は、場の雰囲気(たとえば、すっきりとした空間。厳かな空間)を作るのに非常に有効な精油だと思います。フランキンセンスは、古来から宗教的な儀式に使用され、神に捧げるための神聖な香として知られていました。ユーカリは、クリーンな香りで空気を清浄させる作用があります。興味深いのが、2種とも呼吸器系にはたらきかけるところです。

怖い絵展で「レディ・ジェーン・グレイの処刑」という目玉作品をイメージしたのがBeautyの香り。処刑前の光景なのですが、処刑される15歳の若き女王がもつ「清純」と「美しさ」に焦点をあてたのは興味深い。私だったら処刑されるときの気持ちでもっと、ドロドロとした深い香りで考えるだろうな。ああ、なんとセンスがない。

Refreshの香りは、ハッとする瞬間を上手く表現しているなあ~と思いました。ベースノートがなく、トップ~ミドル主体の構成。レモンなどの柑橘系は香りがすぐに立ちのぼりやすいんですね。ユーカリも含め、鼻にすぐ飛び込んでくる香りのブレンドだと思います。

Relaxの香りは、オレンジとラベンダーが主体となっていてそれにまとわりつくようにフランキンセンスを入れているのがよいなと思いました。ゆるやかにつなぐ香り、にとても合っていると思います。フランキンセンスは、他のブレンド配合によってベースにもミドルにも使えるんですね。この場合、ベース~ミドルを繋ぎ合わせるものとして考えられたんじゃないかなあ。

いつも思うのですが、香りそのものの単体販売はとても弱い。よっぽどその香りが気に入らなければ、一般の人って購入しないし興味すら持てない。だけど、こういった展示会などイメージさせる作品と結びついたとき、香りの付加価値って一気に高まるんですね。

アロマも他の五感と絡めることによって(視覚、聴覚、触覚、味覚)香りの重要性・付加価値を最大限に発揮しそうですね。

枯木神社

9月上旬、仕事も兼ねて淡路島に行ってきました。

こちらは海沿いに位置する枯木神社。日本最初の香木伝来伝承地とされています。

香木が初めて登場するのは日本書紀。推古天皇3年(595年)夏4月の条に記載。

三年の夏四月に、沈水、淡路島に漂着えり。その大きさ一囲。嶋人、沈水といふことを知らずして、薪に交てて竈に焼く。其のけぶり、遠く薫る。すなわち異なりとして奉る。

推古天皇の時代、この海岸に流れ着いた木片を島人が燃やしたところ、とても良い香りが漂ったので、これはただの木ではない!と竈から引き上げ皇室に献上したと言われています。

沈水(ぢむ・ぢんすい)とは沈香木のこと。ジンチョウゲ科の高木に樹脂が沈着したもの。その原理は風雨等で樹木が傷ついたり枯れたりして土中に埋もれ、菌の作用により自然条件のもとで樹脂が凝集。

樹脂が沈着することで比重が増し、水に沈むようになるんですって。これが「沈水」の由来だとか。沈香木は、常温ではあまり香りませんが熱することで独特の芳香を放ちます。仏教の世界では欠かせない幽玄な香りで、高級線香の材料などに使用されます。

海一面が見渡せる神社って、すごい解放感がありますね。海を越え、この地に流れ着いた歴史が感じられます。

香木は枯木神社のご神体として祀られているらしいのですが、、、どの部分がそれにあたるか分からず。画像の少し開いている窓枠?から覗いてみたのですが、あまり中が見えず。今も、どれが香木だったのかと、もやもやした気持ちです(笑)

どなたか分かる方、いらっしゃいます?

場所は、県道31号線尾崎海水浴場より北へ 約1Kmの道路沿いにあります。

アロマ空間での癒し

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ポートアイランドにあるバンドー神戸青少年科学館ではプラネラリウムがあるのですが、毎月第3金曜日はアロマの日に設定されているようです。

以下、アロマの日
4/17(金)5/15(金)6/19(金)

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アロマの日には放映するテーマに合わせた香りが漂うようになっています。
今回のテーマは「アジアの香りと星物語」

アロマのブレンド精油は
・レモングラス
・リツエアクベバ
・ベンゾイン

アロマ協力は、神戸にあるアロマテラピースクールアンジェリカさん。

テーマの内容であるアジアが主にどの地域を想定してるかは分からないのですがレモングラスはタイなどの東南アジア料理などに欠かせないハーブなんですね。イネのような葉が特徴的なハーブ。トムヤンクンなどの料理に使用されます。

香りを分析すると・・・レモングラスとリツエアクベバは柑橘系の精油で、共によく似た香りでもあります。どちらもレモン様のすっきりした香りがするのですね。ベンゾインは樹脂系でバニラ様の少し甘い香り。

レモングラスとリツエアクベバ2種のみだと、レモン様の香りが強く鼻にツーンときやすいのですが、バニラ様の甘く柔らかい香りが入ることで香りがおだやかに感じるんですね。上手く配合されているなあーと思いました。

プラネタリウムの癒し空間に、香りが漂うことでまた深い満足感が生まれそうですね。