足立清掃工場見学 レポ2

窓を覗き込むと、そこにはSF映画に登場しそうな謎の物体・・・。これ、何だと思います?

正体はゴミクレーン。さまざまなゴミを、掴んでは離して・・・を繰り返します。かき混ぜ均一化することで焼却する際、安定した燃焼につながるようです。

こちらはゴミバンカ。約4日分のゴミをためることができます。これは上から覗いているのですが、部屋の中に入るとかなり匂いがこびりつくとか。

ちなみに、23区内の家庭や事業所から出されるゴミは年間約278万トン、1人1日当たりにすると約828グラムになるらしいです。

焼却炉。ゴミ焼却温度は800℃以上と高温。24時間連続焼却します。ダイオキシンは800℃以上で抑制させることができるとか。

これはすごい!と思ったこと。焼却により発生する熱エネルギーを有効利用されています。

作られた電気や高温水は電気事業者に売却の他、近隣施設で使用されています。足立清掃工場の場合は、温水プールや老人会館のお風呂に。板橋区では、熱帯植物館などに利用されているようです。

有効利用はこれだけじゃありません!さらに焼却した際にでる灰(焼却灰)を1200℃以上の高温で溶融でして急速に冷やすと砂状のスラグに。それらはアスファルト舗装材などに利用されます。

一連の作業によって生成される排ガス・排水など環境対策もしっかりと考えられています。

例えば、水銀対策。ろ過式集じん器を使い、活性炭を吸着させ除去します。塩化水素・硫黄酸化物対策ではろ過式集じん器に消石灰を吹き込む等。ちなみに塩化水素・硫黄酸化物は酸性雨の原因となる大気汚染物質です。

中央制御室では、常に各炉の濃度が把握できるようになっています。

考えなければいけない問題。それはゴミの埋め立て場。今、稼働しているのは最終埋め立て場です。ここが50年後には満杯になること。一杯になったら?との質問があったのですが、それは今のところ未定。次世代に問題を残したままバトンタッチするのか、と何だか切ない気持ち。どうなるんだろう、本当に。今もこの事が気がかりです。

当日は寒く、場所も遠かったのですが来た価値があったね!と同行者と話をしました。
清掃工場の職員の方々、足立区の環境政策課の皆さま、当日ご一緒させていただいた皆さま、ありがとうございました。

※各区の清掃工場では、土曜日ごとに個人見学会を開催しているようですよ。皆さんも機会があればぜひ♪
詳しくはこちらをご覧ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です